床下エアコンと階間エアコンの実力

昨日は「西年貢の家①」の空調システム最終検査を行いました。クライアント様のお引っ越しは7/18でしたが、ここ数日の会津は猛暑日和、空調システム確認にはもってこいの天気でしたので、検査させていただきました。7/19より床下エアコンと階間エアコンを自動連続運転に設定し、翌日の7/20 朝7;00に1回目の検査です。玄関を入った飾り棚の上にシチズン温・湿度計を設置しています。朝なので外気温28.4℃ 室内温度23.4℃です。涼しすぎます。(笑)

昨日設定した床下エアコン(1階)の温度は26℃でしたが、7:45の室温23℃です。玄関に設置したシチズン温・湿度計とほぼ同じ温度です。床下エアコンのワイヤードリモコンは床下エアコンから離れたところに設置します。エアコン本体の近くだと、1階すべての部屋温度にムラが発生するからです。1階すべての部屋が23℃に保たれています。全館全室冷房です。では何故26℃に設定しているのに23℃なんでしょうか?これは2階の階間エアコンを同時に作動させているため、2階の冷気が階段をとおって1階に降りてきているからです。冷気は下へ、下へと移動します。この自然原理を「Q1住宅」では利用できます。

次は昨日設定した階間エアコン(2階)の温度は26℃でした。7:45の室温25℃です。2階には4部屋ありますが、どの部屋も同じ温度です。全館全室冷房です。2階は設定温度と実勢温度がほぼ同じです。

では24時間つけっぱなしの、1階床下エアコンと2階階間エアコンの消費エネルギーはどうなっているのでしょうか?ここで役にたつのがHEMS(ホーム・エネルギ-・マネジメント・システム)です。まずは一番気になる電気代です。7/20 12:00~朝の7:49までの電気代はHEMS表示、約63円です。

この63円の内訳は? 一番稼働しているのが2階階間エアコンです。0.926KWHです。これに深夜電力の11.43円をかけると約11円です。深夜つけっぱなしのエアコン電気代が11円で間に合います。11円で寝苦し~!暑い~!と不快な思いをする必要がありません。これが「Q1住宅」の実力です。(ちなみに次に使っているオーブンとは、オーブンコンセントと冷蔵庫コンセントの表示間違いで、冷蔵庫の消費電力です。)

そして、2ページ目、お引っ越しはされましたが、まだお住まいになってないので、他家電製品の消費電力はまだありません。

そして、3ページ目。ここで注目されるのが1階床下エアコンです。夜間は外気温が低いとはいえ、2階階間エアコンから得られる冷気で一階床下エアコンがまったく作動していません。「Q1住宅」は基本、夏は2階のエアコン1台を使い、冬は1階のエアコン1台を使うのがベストです。エアコン1台で全館全室冷暖房!とは聞こえは良いですが、冬と夏の原理は基本的に異なります。自然の力を利用するのがBESTだと僕は考えます。(尚、冷蔵庫の消費電力がないのは2ページ目のオーブンを表記が間違っているからです。すみません。すぐ補正します。)

次回は、この日の午後、外気温MAXの調査データを、ご報告します。

 

 

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齋藤 一栄

会津暖家 家長。
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