恒例の気密測定を行いました。最初は「北町上の家Q1」測定当日、風速は4.0M。気密測地器は風速5M時まで計測できますが、気密がいい住宅こそ測定時の外部風速に微妙に影響をうけます。住宅内部を減圧法で測定するため内部を真空状態にしていきますが、気密が良い住宅は、外部風速に変化が生じると測定器がエラーを起こしていまします。当日はクライアント様もご参加いただいての測定でした。
「北町上の家Q1」は気密が良すぎて測定エラーの連発です。しかたないので、意図的に壁計測用気密シートに穴をあけました。
すると測定器はエラーを起こすことなく、開口面積16㎝㎡、C値0.1を表示しました。壁に3x3㎝の穴をあけての数値です。16㎝㎡マイナス9㎝㎡=実質7㎝㎡ですが、わざとあけた穴の場合、単に穴の数値を単純にひけば良いとの問題ではありません。外部の風速速度も関係してくるで、気密測定会社さんの見解を待ちたいと思います。
日時がかわって翌日、次は「綾金の家Q1」の気密測定です。外部風速は1M未満。測定には最良の天候です。
測定開始です。毎回、毎回、測定時はドキドキですね。いつになったら自信満々で測定できるのでしょうか?もっと、もっと精進しなければなりませんね。
測定結果はC値0.2(0.16ですが四捨五入表示なので0.2です)開口面積24㎝㎡。無事合格です。
そこで、気密測定会社さんからの提案です。「北町上の家Q1」昨日外部風速4Mだったので再度測定やりませんか?当然僕の返事は「是非お願いします。」でした。嬉しいです。念には念をいれて安全側で考えるのがベストです。クライアント様には最高のお住まいをご提供したいから、安全側、安全側が大切です。風速1M未満の今日。結果はいかに!
先日と同じ、測定エラーの連発で再度、今日は5㎝x5㎝の穴をあけてみました。
25㎝㎡の穴をあけた状態で開口面積27㎝㎡でした。こちらも単に27㎝から25㎝をを引いて2㎝㎡の開口面積とは単純にいかないので、測定会社さんの見解をまちたいと思います。しかしいずれにせよC値は0.1以下になっていますので、合格です。でも、もっといい測定器ないのかな?一発で測定できる機械あれば嬉しいです。
齋藤 一栄
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