今週末の上棟にむけて、「新井田谷地の家Q1」では土台敷き開始です。ここ数日不安定な天気が続き、雨・曇の連続ですが週末は晴れ予想なので、安堵しています。
基礎には止水処理をしてあるので、どこからも水がぬけません。水中ポンプとちりとり使って水取りながらの作業です。基礎一体打ちの場合は別として、スラブと立ち上がりの2度打ちの場合、隙間が発生する可能性があるので、あいづ暖家では止水プレートなどの止水対策をしっかり行っています。逆に水害が発生した場合、基礎の立ち上がり(地面から500㎜)まで水が来たとしても、基礎内に水が浸入するこはありません。これからの時代何が起こるかわからない時代です。最善の施工をしなければなりません。
金曜日は大雨予想でしたので、土台もしっかり養生です。ビニール養生は木材に優しくないので、透湿シートで養生しました。上棟準備完了です。
工場では、天然青森ヒバの化粧桁の加工が進んでいます。一皮カンナかけて、綺麗な杢目が浮き出てきました。
樹齢200年は超えている天然青森ヒバの無節材です。もう手に入らないだろうな~?と思うと少し悲しいです。
断熱等級7・耐震等級3の「新井田谷地の家Q1」のQPEXソフトを使った住宅性能シュミレーションです。
Q値0.65・UA値0.23・自然温度差12.63℃・Q1住宅レベル4・年間暖房消費量670WKH・年間燃費26.800円予想です。(暖房設定20℃の場合)
全国統一で、暖房設定温度を最初に20℃に設定してシュミレーションしますが、人それぞれ体感温度差があります。僕個人としては、暖房熱源が電気の場合、室温20℃は少し肌寒いと感じます。暖房熱源石油の場合には20℃でも暖かいと感じます。では暖房熱源を22℃にあげてシュミレーションしてみます。
室温22℃にあげても、まだQ1住宅レベル4を維持しています。年間暖房消費量888WKH・年間燃費35.520円予想です。(暖房設定22℃の場合)
では、さらに暖房設定温度を24℃にしてシュミレーションしてみます。
Q1住宅レベル3にはなりましたが、年間暖房消費量1140WKH・年間燃費45.600円予想です。(暖房設定24℃の場合)
24℃設定にして、電気KWH単価40円で試算しても年間暖房燃費45.600の予想です。東北電力値上げ後の電気料金が昼間約37円 夜間約30円なので、安全側を見て40円でシュミレーションしても、この燃費でまかなえることは、これから先更なるエネルギー高騰の時代に向けた大切な準備かと考えます。
燃費がよくて四季を通じて快適に暮らせる住まい。温熱環境のみならず、室内デザインや癒やしの空間づくりも大切な要素だと考えます。良いものをご提供するために更なる努力をしていきたいと思います。
もうすぐ、お引き渡し「北町上のQ1」、お住まいの顔である玄関。すてきな色合いに仕上がりました。ガデリウス社断熱木製ドアとよろいの板張り。
齋藤 一栄
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