「西年貢の家②Q1」上棟しました。クライアント様、誠におめでとうございます。今年の会津は雪が多く、おととしの冬環境と、温暖化の影響も考慮したはずなんですが、浅はかな考えをしてしまい、神様のみしる天候具合に僕の予想は見事に外れました。上棟が少し遅れてしまいましたが、本当に申し訳ありませんでした。
今日の会津は最高の天気でした。上棟には最高の天気!仕事もはかどり、一層目屋根の施工が終了し、2層目屋根の施工にはいりました。
耐震等級3の建物で、夏の日射を防ぐために南面屋根の出幅は1200㎜です。そこに会津の積雪荷重の計算も加わり、許容応力度計算の結果、垂木のサイズは120㎜x45㎜の303㎜間隔で施工します。一般的な建物の場合、60㎜x45㎜の455㎜間隔なので、2層目屋根の強度は単純に考えて、一般的な屋根の2倍あります。そこに一層目の屋根が加わってきますので、更に丈夫な屋根となっています。
ただ、この太いタルキの施工が大変です。180㎜の垂木ビスで一本一本定められた間隔でビス打ちをせねばなりません。大工さんたちプロ仕様のインパクトドライバ-もすぐ充電切れです。
小屋裏ロフトから見た風景です。こちらが一層目の屋根です。一般的な屋根垂木のサイズで、60㎜x45㎜が455㎜間隔で施工されています。その上に屋根構面(屋根の水平強度)を向上させるため、一層目の野地合板厚みは24㎜です。一般的な屋根合板の厚みは12㎜です。さらにこの上に120㎜x45㎜間隔303㎜の2層目垂木と2層目の屋根合板12㎜が施工されます。
1階~2階~小屋裏ロフト(3階?)まで続く開放的な吹き抜け空間には、化粧を施した木材(養生紙にくるまれている木材)が、早く俺を見てくれと言わんばかりに待っています。(笑)
上棟も無事終了し、夕方事務所でお仕事していたところ、クライアント様が来社されました。(びっくり!)心暖まる沢山のご配慮を頂戴しました。本当にありがとうございます。心より感謝申し上げます。
齋藤 一栄
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