お引渡し前には、床下エアコンなどの設備機器の試運転と検証を1週間程行っています。お引き渡しさせていただくまえに、温熱環境とエネルギー消費量のバランスを試運転及び検証し、ベストな形でお引渡しさせていただくことを大切に思っています。「諏訪の家Q1」には、朝と夜、約1週間伺って、試運転と」検証を行います。
最初にやることはHEMS(ホーム・エネルギー・マネジメント・システム)の設定です。エネルギー高騰時代の今、エネルギー消費量を一目で見て把握することが必要不可欠と考えます。節約も大切ですが、体に悪影響を及ぼす環境では、もともこうもありません。大切なのは、バランスだと思います。それを実現するにはHEMSが必須アイテムだと考え、あいづ暖家の標準装備品となっています。どこにどれだけのエネルギーを使っているのか?分電盤を経由して、各々のエネルギー消費が把握できるよう電気配線計画も行っています。電気屋さんが記載した電気配線図を分電盤、HEMSに設定していきます。
現場にて設定終了です。これで、各々の電気製品エネルギー消費量が把握できます。
床下エアコンと階間エアコンのエネルギー消費量です。試運転と検証のため負荷かけて運転しています。エコキュートは、まだお湯使っていないので、昨夜の消費電力は4.523KWHです。金額にして、深夜電気単価11.43円x4.523=52円程度です。でも、4月1日からは単価値上げで29.93円x4.523=135.37円程度かかります。倍以上の値段になります。東北電力さん、何とかなりませんか(泣)
HEMSは日、週、月、年と一目瞭然で、エネルギー消費量が把握できます。どんな使い方がベストなのか?を判断する上でも必須アイテムです。
昨日夕方より試運転と検証のため、1階床下エアコンは負荷を少し大きくして室内リモコン22℃設定で運転しました。今朝6:00の検証では、リモコン周辺の温度は22℃でエアコン止まっていました。左側の数値が設定温度、右側の小さな数値がリモコンに内蔵してある温度計で22℃になっています。この右側の内臓温度計が設定温度より下回ると、エアコンが自動運転行います。
リビングの温度計は、シチズン社20.9℃、タニタ社20.7℃です。どちらもほぼ同じ位ですが、湿度は7%も異なります。どちらかの温度計が壊れているのかな?違う温度計持参して再度検証してみます。
ランドリールームの温度19.6℃。窓際に置いたので、少し低くなっています。サッシ(ガラス)からの熱貫流はいくらトリプルガラス樹脂サッシを使っても、付加断熱仕様の壁より悪いです。
2階階間エアコンの室内リモコンです。左側設定温度22℃、右側リモコン内臓温度計22℃です。
ファミリールーム温度計21.6℃
主寝室温度計21.4℃
子供室温度計21.5です。
お部屋毎の室温、湿度とエネルギー消費量の検証を、引き続き行います。
齋藤 一栄
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