ここ最近、断熱リフォーム、断熱改修のご相談が増えてきています。会津の昔からの言葉で「もってね~!もってね~!」とゆう方言がありますが、もったいない!とゆう意味です。まだまだ使える旧屋を断熱改修して快適な住まいに変身させる。これこそ、もってね~!の精神です。そんなご相談も増えていることから、今から10年前に施工した築90年の住宅断熱改修工事のその後です。とゆうのは、これは僕の自宅でした。僕の家は僕のじいちゃんが90年前に建てた古い住宅でした。小屋組みも和組みで丸太で組んであります。囲炉の煙で真っ黒でした。60坪近くあったので取り壊し、新築は予算的に無理(笑)とゆうことで、10年前断熱改修行いました。断熱改修する前の冬の寒さはとても厳しいものでした。家の中でも吐く息は真っ白(笑)よく、ヒートショックおこさなかったな~!と思います。10年前からデータキチンと取得してれば、もっと沢山の情報をお届けできたと思うのですが、データ取得しとけば良かったです。あらためて思います。データ取得大事です。
こちらが今の平面図と暖房機の設置位置です。断熱改修は付加断熱で壁240㎜天井400㎜床200㎜仕様です。サッシは当時の樹脂サッシ+ペアガラスです。今も使っている三菱の熱交換型24H換気システム採用しています。洋室1洋室2は子供が独立したので、今は使用していません。たまに帰省したとき寝泊りする位です。そんな10年前に断熱改修した住宅(自宅)が過日の冬もうすぐ終わりの時期、どんな環境なのか?温度計セットして測定してみました。
朝6:00この日の外気温-4.3℃です。前日11時にリビングにあるFFヒーターは消していますが(18℃設定)その後無暖房で翌朝14.8℃あります。
暖房機がない台所は14.3℃あります。間仕切り戸の上に通風用の欄間があるので、暖房機なくてもリビングと同じ温度位保っています。
リビング脇にある玄関も無暖房で13.1℃
その隣にある客間も無暖房で12.5℃
僕の寝室にはFF暖房機ありますが、就寝する直前までリビングにいるので先日夜は暖房つけていません。無暖房。今朝は12.5℃。無暖房の客間と同じ温度です。
母寝室は、就寝する前部屋でテレビ見て寝るので、寝る前まで18℃設定でFF暖房稼働していたとのことで、朝方は14.9℃。ほぼリビングと同じ状況です。
脱衣室は無暖房で12.6℃。寝る前には浴室乾かしたいので、浴室ドア開けたままにするので、湿度は高いです。67%
浴室は、ドア開けっ放しなので脱衣室とほぼ同じ12.4℃。湿度67%
洗面室兼ランドリールームは、無暖房で11.3℃。洗濯物干してあるので、湿度73%。
使っていない洋室1は無暖房通風欄間窓なし、ドア閉めっぱなしで8.2℃。ランドリールーム近くにあるので湿度高いです。79%。たまには通気してあげないとカビ生えそうです。
洋室2は無暖房通風欄間窓なし7.8℃。湿度83%。ヤバイですね。ドア開けっ放しにしておきます。(笑)洋室1,洋室2のドア開けると、寒み~い!と感じます。
そしてリビングに戻り、FF暖房スイッチオンです。
設定温度18度、FF暖房機についている温度計、すぐ18℃になりました。
先程、14.8℃だったリビング温度計も18.4℃にすぐ上昇です。10年前の断熱改修工事ですが、10年経過した今でも、リビング1台の暖房で、家全体の半分を暖めてくれます。ただし、閉鎖されている寝室、母寝室、洋室1,洋室2は、居所暖房は必要になります。
これは、僕の自宅の実例ですが。この温度を暖かいとみるか寒いとみるか、個人の体感温度によって異なるかと思いますが、僕個人としては10年前の断熱改修工事レベルで、この暖かさは満足しています。ご参考になれば幸いです。
齋藤 一栄
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