「曲がり家北町上のQ1」建方

天候にも恵まれ、「曲がり家北町上のQ1」の建方初日となりました。明日は棟があがり上棟になります。クライアント様、一日早いですが、上棟おめでとうございます。

「曲がり家」のとおり、曲がってます。敷地に対して、とても有効な使い方で、使いやすい、住みやすい間取りになることと思います。

断熱等級7・耐震等級3・認定長期優良住宅・床下エアコンシステム仕様で、暖かい家・安心な家・長持ちする家・燃費がかからなく、24時間快適に過ごせる家になります。

つぎは解体現場に向かいました。新プロジェクト「関柴の家」解体現場です。何十年もの間ご家族様を見守られた旧家。旧家ならではの立派な木材が使われています。解体するのはもったいないですが、新たなお住まいにバトンを受け継ぎ、長い間ご家族を見守らて来た役目をおやすみになられます。

いつも思いますが、歴史ある建物って素晴らしいです。木材も立派ですが、年輪とゆうか風格とゆうか、力強い印象を受けます。

その後は、「塩川の家Q1」の内部建具に採用されるタモ「杢目」の造作建具確認に建具屋さんに立ち寄ります。 タモ材はロシアや中国の北部からの産出が多い樹種です。固くて強くて男性的なイメージのある木材です。そのタモ材も、戦争の影響で輸入が極端にすくなくなっています。タモ材は男性色が特に濃い、「杢目」 男性や女性の印象を感じる「板目」、女性らしい美しく優しい印象を感じる「柾目」の3種類がありますが(この印象は僕が感じる個人的な意見です。)クライアント様がお選びになったのは「杢目」です。戦争の影響で特に入手しにくくなった「杢目」材。「板目」「柾目」はまだ入手可能ですが、「杢目」は本当に希少になりました。問屋さんからも、これが最後で追加注文は不可能といわれた突板を採用しました。仕上がりが楽しみです。

ちなみに、こちらがタモ「板目」

 

こちらがタモ「柾目」

僕個人が感じる印象は当たっていますでしょうか?

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齋藤 一栄

会津暖家 家長。
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