地震に強い耐震等級3の家

「西年貢の家①Q1」では、内部断熱・外部付加断熱の施工が終了し、内部耐力壁の施工をしています。西年貢の家①Qは許容応力度計算にもとづいた耐震等級3の家です。当然耐震金物の数も半端ないのですが、内部耐力壁の数も半端ないです。断熱欠損を防止するため外周廻りには筋交いを入れないで、上から下まで断熱材だけが入る手法を用いてます。なので外部は耐力面材で耐震補強していますが、耐震等級3の建物は耐力壁がそれだけでは足りません。断熱材を入れる必要の無い内部壁回りには筋交いで耐力壁を作りますが、耐震等級3の建物は耐力壁がそれでも足りません。そのため外部廻りの内部にも耐力面材をプラスαしていきます。

 

外部の壁は筋交いを入れずに、上から下までビッシリと断熱材を挿入します。

これは内部断熱材の画像ですが、これと同じものを外部にも挿入しています。これで暖ったか住まいになります。(断熱材だけではなく他にもアイテム必要ですが!)

そして、こちらが耐震等級3の建物にするアイテムのひとつ「Mクロス合板」です。天下の伊藤忠建材の商品です。(笑)ただ、もうひと手間かかります。外壁に面する内壁は防火構造にしたいので、この上に再度石膏ボードを施工していきます。ひと手間ふた手間かかりますが、壁倍率3.7倍で計算してあるので、必須工事です。断熱欠損を覚悟して簡単な真壁合板耐力壁手法もありますが、やはり断熱欠損だけは避けたいです。

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齋藤 一栄

会津暖家 家長。
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