僕たち、あいづ暖家は、暖かくて、涼しい居住環境を低燃費で光熱費のご負担が少ないお住まいのご提案をさせていただきたいため、高断熱住宅の勉強を日々研鑽しています。新木造住宅技術研究協議会(新住協)とHEAT20(20年先を見据えた日本の高断熱研究会)に所属して、たくさんの技術を学んでいます。今回はHEAT20のWEB勉強会で勉強です。今回のテーマは「断熱耐震改修の施工実例」です。今回の講師は新住協の大先輩でもあり、HEAT20幹事の群馬県高崎市の(株)アライさんです。アライさんは全国でも有名な高断熱住宅の先駆者です。実践を通じてたくさんの技術を教えていただいています。
施工前のQペックスシュミレーションソフトでのUA値試算です。改修工事前のUA値は2.35です。
改修後のUA値試算は0.45。改修前の断熱性能を約5倍にする断熱改修計画です。
新築住宅はもちろんですが、特に既存住宅の断熱改修には技術が必要です。ぶ厚い断熱材で既存住宅をすっぽり覆う計画です。
昔からある日本の一般的なお住まいです。真壁柱に長押、目透かし天井に畳敷きの和室です。
当時の耐震性能は片筋交いなどでとっているのが一般的ですが、昨今の地震多発情勢から考えると生涯にわたり安全安心にお過ごしいただくためにも、耐震強化の必要性は年々高まってきていると考えます。
断熱耐震改修工事、施工前と施工後の室温変化です。改修前キッチン11.4℃
改修後キッチン 19.5℃
改修前洗面室 6.0℃
改修後洗面室 21.2℃
改修前寝室 6.6℃
改修後寝室 17.9℃
暖房機は、改修工事前に使用していたものを、そのまま使用し台数増設等は一切していないとのことです。つまり機器による室温向上ではなく断熱改修工事だけによる室温向上だと考えることができます。会津より暖かい北関東での実例です。これが我が会津であれば、もっともっと寒くなるのでヒートショックなども心配になってきます。
施工されたお客様の声も紹介いただきました。冬暖かい家って素晴らしいですね。
さらなる技術の向上も不可欠ですが、クライアント様のご予算にあわせることのできる技術向上も不可欠だと僕は思います。限られたご予算内で最大限の断熱環境向上の技術研鑽も同時に行っていきます。
今回の勉強会も沢山の学びをいただきました。さらなる技術向上のために日々研鑽していきます。
僕たち、あいづ暖家でも会津本郷で断熱改修工事進行中です。今年の冬ご依頼いただいたクライアント様が暖かい室内環境でお過ごしいただけるよう、しっかり施工させていただきます。
ただいま天井断熱強化中です。気密シート張りと気密工事。
天井断熱挿入。
厚みは315mm。密度16㎏のハイグラスウール。
天井断熱完了です、次は下屋部位と床下部位の施工になります。
齋藤 一栄
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