あいづ暖家の家は基本的に「断熱等級7」「耐震等級3」を標準にしています。なぜなら今後、日本はもちろんのこと全世界でも環境が著しく厳しい環境に変化してくるからです。平均気温や地震などが特に注意しなければならないことではないかと考えます。その中でも特に注意しなければならないと思うのが夏場の平均気温の上昇です。僕は建築業界で働いてかれこれ35年になりますが、今までは夏場とゆうより冬場の寒さ対策に重点を置いてきました。しかしこれからは夏場ではないかと思います。冬は寒い寒いといいながらも、服をたくさん着るとか、暖をとるとか(暖を取る方法は身近にたくさんあります)ができますが、冷をとるには、やはり身近なところでは空調設備によるエアコンしかありません。ここまで温暖化がすすまない過去の環境であれば扇風機や日除けなども効果がありましたが、最近ではその手法では間に合わなくなってきています。また冷をキチンとれないと最悪なケースにおちいる可能性もでています。(夏の救急車要請が最も高い)断熱性能が高い住宅は、冬が暖かいと夏も涼しいですが、今後の考え方は夏が涼しい住宅は冬も暖かい。との考え方から住宅研究をしなければならない時代にきたのではないかと考えています。まだまだ勉強が続きます。僕は低学歴なので勉強ツライですが、がんばります(笑)
ただいま建設中の「清水が丘の家Q1」の住宅性能(スペック)です。UA値が脅威の0.2です。屋根断熱厚さ500㎜が効いています。住宅先進国ドイツは法律で断熱材の厚みが360㎜以上に義務付けされていますが、それ以上の厚みです。自然温度差が10.86℃。暖房負荷は2229KWHですが冷房も暖房負荷の約半分の1249KWHです。雪国会津の長い冬から考えると冷房負荷が高いです。会津の暑い夏は過去年1か月位、冬が5か月位でしたが、今では夏が2か月ぐらいかなと思います。今後の夏は3か月、4か月と変化してくる可能性が高いです。逆に冬は暖冬になってくるのか?そんな思いから、身体を守るためにもエネルギー費を気にすることなく、最適な室温環境でお過ごしいただけるようなご提案をしていきたいと思います。新住協のQPEXシュミレーションソフトによる燃費計算では、年間暖房費29.720円・年間冷房費16.655の結果となっています。
次の資料は、これからはじまる新プロジェクト「金川町の家Q1」の住宅性能(スペック)です。Q値が脅威の0.69です。こちらも屋根断熱厚さ450㎜が効いています。夏涼しそうです。暖房負荷1455KWH.冷房負荷1064KWHです。自然温度差は大開口サッシの採用により11.61℃となっています。
大開口サッシ、YKK430の片引き偏心窓は幅2560㎜の高さ2400㎜。2400㎜のトリプルガラスは大人6人いないと重くて据え付けできません。
天井とサッシ上端がフラットになり下がり壁が出てこないためスタイルは抜群にかっこいいです。悩みはお値段もかっこいいです(笑)普通2人で持てるガラスが6人いなと持てないんだから仕方ないかな。
標準仕様の外部付加断熱。
あいづ暖家は付加断熱仕様しか施工しません。こだわっています。下記の画像は遠隔カメラで撮影した画像です。遠隔カメラで工程毎チェックしています。職人さんたちは、監視されているみたいでイヤだな~っと言っています(笑)
内部の柱内充填断熱。換気扇パイプの断熱も欠損しないようチェック。
筋違部の先貼りシートも気密性能を上げるための重要なチェック箇所です。
本日お引渡しの「飯寺の家Q1」
南道路に面しているので、プライバシー保護ためブロンズサッシを採用。日中は外部から内部がほとんど見えません。
造作洗面台のカウンターには今人気のグレー色を採用。クライアント様おめでとうございます。
齋藤 一栄
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