木造住宅2階建【増改修工事】
会津若松市のK様は、ご本人・奥様・お子様2人・お母様の5人家族。
K様と当社のお付き合いは2011年から。ご両親にご依頼を受け、平屋を新築させていただきました。お家に訪問した際は「暖かい家だね」と言ってくださいました。
その後実家にもどり、K様は平屋に2階部分を増築することにされました。2世帯住宅増改修工事です。

1階の屋根を撤去した状況。桁上に120×300mmの土台を敷き、2階部分柱、梁、桁などが組まれていく。
K様は、全室ダウンライト照明の採用、1階で暮らすお母様への配慮などをご要望。まず適所に棚や収納BOX、カウンター、各個室にクローゼットを設置しました。中でも主寝室には4.5帖の広々したWICを設けました。ダウンライト照明採用で天井面もすっきり。

右はコンパクトな書斎スペース。奥行600mmカウンター、3段の可動棚、コンセントも設置。パソコン、プリンターも使える。 左奥がWIC。枕棚、洋服掛けのパイプ、可動棚もあり収納力抜群。

各部屋に隣接するホールにセカンドリビングを配置。TVカウンターも設置し家族みんなの憩いの場所に。笑い声が聞こえてきそう。

TVカウンターの上部は、間接照明を設置。明るさが調節可能で、光の雰囲気に癒されそう。また、アクセントウォール、勾配天井、化粧梁で変化のある洒落た空間に。
1階と内装材はほぼ似たものを使用しました。床は無垢パインフローリング、木製ドアなど素材を同じくすることで空間をつなげました。化粧梁が変化を、木の質感が心地よさを、引き出してくれたと自負しています。
またお母様とK様ご夫婦とは生活時間が異なるため、お母様の寝室の上にある部屋の床には防音対策を施しました。2階専用のトイレ、洗面等はもちろんのこと、シャワー室も設けました。

杉板、漆喰をコラボさせた外観。素材の調和が美しいのは自然素材ならでは。紅い格子がアクセントになり、より一層それらを引き立たせる。
家の暖かさの指標としてQ値、UA値があります。K様邸はQ値が1.6w/㎡K、UAが0.46w/㎡Kと北海道仕様同等の性能値を持っています。この性能こそが、「暖熱住宅」の証明です。
【仕 様】
木造住宅2階建【増改修工事】
○竣工:2017年10月
○床面積
【1階】:86.12㎡(既存部)/6.210㎡(増築部)
【2階】:86.12㎡(増築部)
カーポート:25.52㎡
○延床面積:203.97㎡(61.70坪)
○天井:屋根断熱 HGW(16kg/㎥) 105mm(2層) 厚210mm λ=0.038
○壁:充填断熱 HGW(20kg/㎥) 厚120mm λ=0.035(2階増築部)
:充填断熱 羊毛断熱材 厚120mm λ=0.040(1階既存部)
○外気に接する床:押出法ポリスチレンフォーム3種150mm λ=0.028
○基礎:押出法ポリスチレンフォーム3種50mm λ=0.028 (既存部)
○サッシ:既存窓 防火窓【仕様】複層ガラス、Low-e、アルゴンガス入
:新設窓 防火窓【仕様】複層ガラス、Low-e、アルゴンガス入
○換気設備:第三種換気設備