木造住宅2階建【新築工事】
喜多方市のA様はご本人、奥様、お子様2人の4人家族。
A様は以前から、夏は蒸し暑く、冬は寒さが厳しく雪が多いところに住まわれていましたので、暖かい家を強くご希望でした。
断熱性能に関してA様邸は、北海道仕様を優に超える性能を持つ、外皮平均熱貫流率(UA値)0.33w/㎡K、熱損失係数(Q値)0.98w/㎡Kの超高断熱住宅。吹雪のなか帰宅し玄関を開けると、家の中がとても暖かくてホッとするとおっしゃいます。

鉄板サイディングと杉板のコントラストが美しい外観。玄関ドアの色は他の素材を配慮してコーデ。南側にたくさんの窓をデザインするのは、冬場の日射取得を取り入れ暖房エネルギーを削減するため。
また、限られた空間をいかに有効に暮らせるか考えた末に生まれたのが、6層のスキップフロアです。床下収納、段差を利用したLDK、ロフトなどが縦に広がります。不思議で、ワクワクするのが、スキップフロアの醍醐味のひとつでもあります。

リビングより階段を下りると、9.5帖の床下収納。階段を上るとダイニングキッチン。そして2階、ロフトに広がっていく。6層空間のスキップフロア。
そして、外観と内観の繋がりを崩さないように白をベースにまとめられた空間は、モダンが好みのA様ご夫妻のこだわりです。

内観は白を基調としたモダンな雰囲気に統一。テレビカウンターは、雰囲気を崩さないよう無機質なアルミ材で造作。和室側、リビング側からもテレビが設置できる。

寝室、ホールの2方向からアクセスできるユーティリティー。奥にはカウンター、コンセントを設置。洗濯物のアイロンがけもスムーズに。洗濯物干しパイプは取外し、パイプ増加も可能だ。

モダンな雰囲気に溶け込むように。ダウンライト等で統一。アクセントとして黒ペンダントライト、自在な角度調整ができるスクエアスポットセレクト。

9.5帖もある床下収納は収納力も抜群。しかも天井高1.4m以下、1階の床面積の2分の1以下の面積なので延床面積から除外できる。
【仕 様】
木造住宅2階建【新築工事】
○竣工:2017年1月
○床面積
【1階】:59.20㎡
【2階】:62.63㎡
○延床面積:121.83㎡(36.85坪)
○天井:屋根断熱 HGW(16kg/㎥) 140mm+90mm 厚230mm λ=0.038
○壁:充填断熱 HGW(20kg/㎥) 厚105mm λ=0.035
付加断熱 HGW(16kg/㎥) 厚105mm λ=0.038
○外気に接する床:押出法ポリスチレンフォーム3種150mm λ=0.028
○土間断熱:(全面)ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 厚50mm λ=0.034
○外基礎:ビーズ法ポリスチレンフォーム保温板 厚75mm λ=0.034
○内基礎:押出法ポリスチレンフォーム3種100mm λ=0.028 (垂直)
:押出法ポリスチレンフォーム3種50mm λ=0.028 (水平)
○サッシ:樹脂サッシ 複層ガラス Low-e、アルゴンガス入 (南側)
:樹脂サッシ トリプルガラス、Low-e クリンプトンガス入(東、西、北側)
○換気設備:第一種ダクトレス換気設備(熱交換器有)